脛が痛くてうまく跳べない…|シンスプリントの治し方とは

脛が痛くてうまく跳べない…|シンスプリントの治し方とは

「マラソンを始めたら脛(すね)が痛くて仕方ない…」「高跳びをやると脛の痛みでうまく飛べない」「脛の内側の筋肉がつっている感じがする…」長距離走や跳躍のスポーツで脛が痛む!

運動やスポーツに励む人の中に、脛(すね)の痛みを訴える方が増えています。
特にマラソンやランニング、陸上競技などをしている中高生や大学生の選手に多いですが、最近では一般の方にもこの症状が増えています。

この症状は、シンスプリントと呼ばれるスポーツ障害で、放置していると疲労骨折に発展することもある厄介なものです。
シンスプリントは、特にマラソンやジャンプを伴うスポーツでよく見られます。

多くの選手が「痛みを我慢するしかない」と感じ、痛みと付き合いながらスポーツを続けていますが、シンスプリントは決して治らない症状ではなく、正しいアプローチを取れば、再発を防ぎながら運動を続けることが可能です。

この記事は、市民ランナー、陸上選手、バスケットボール、バレーボールなどのスポーツに一日でも早く復帰したいとお考えの方に役立つはずです。

1.シンスプリントと診断された。どんな症状?

シンスプリントとは?

シンスプリントとは、脛骨の内側のやや下の方の骨膜に炎症が生じる疾患です。
特に後脛骨筋が過労で硬くなり、その付着部である脛骨内側に炎症が発生します。
激しいスポーツ、例えばバスケットボールやバレーボール、テニスなど、走り出したり止まったりを繰り返す動作があるスポーツの選手に見られます。
また、長距離走や高跳びの陸上選手にも見られることがあります。

シンスプリントの症状とは

脛骨の内側部分がズキズキと痛みます。
スポーツをしている最中に痛むのが特徴で、運動を休むと痛みが引いていくことがありますが、運動を再開するとまた痛くなったり、運動後にまで痛みが続く場合があります。
症状が悪化してくると、安静にしていても痛むことがあります。
また、患部を押すと強い痛みを感じることもあります。

2.シンスプリントの原因と一般的な治療法

シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれ、すねの骨(脛骨)の周りにある骨膜に炎症が生じることが原因です。
ダッシュや急ストップ、ターンなどといった動作を繰り返すことにより、特に後脛骨筋に負担がかかり過労で硬くなって、その付着部である脛骨内側に炎症が発生します。

一般的な治療法としては、炎症を抑えるために安静が指示され、シップやインソール、サポーターを使用することが推奨されます。
整骨院ではマッサージや電気治療、超音波治療を行い、痛みを抑えながら再発防止のためのインソールや筋力トレーニングが指導されます。

3.シンスプリントの再発を防ぐには?なぜ一般的な治療では不十分なのか?

しかし、一般的な治療法では、シンスプリントの痛みを一時的に軽減できても、根本的な原因である筋肉の硬さや姿勢の問題を解決しない限り、再発することが多いのが実情です。
シンスプリントが再発してしまう理由は、痛みを抑えることに焦点を当てた治療が多く、根本的な原因を解決していないためです。

インソールやサポーターを使用しても、体にかかる負荷を完全に取り除くことはできず、練習量が増えると再び痛みが出てきます。
また、筋力トレーニングは筋肉を強化することで、負荷に耐えられるようにはなりますが、根本的な負担を軽減しない限り、再発するリスクは高いままです。

シンスプリントを本当に治すためには、なぜ後脛骨筋に過度な負荷がかかるのか、その根本原因を解決する必要があります。

ポイントは、姿勢や走り方、そして体の使い方にあります。
オーバートレーニングだけが原因ではなく、体の使い方に問題があると、同じ練習量でも体にかかる負担が増え、結果としてシンスプリントが発症します。
これを改善するためには、姿勢と走り方を変えることが重要です。

4.シンスプリントを根本から治す方法

シンスプリントになる主な原因は、姿勢やランニングフォームにあります。
例えば、回内足や扁平足の選手は、後脛骨筋が常に引き伸ばされ、筋肉に過度な負担がかかります。これがシンスプリントの発症につながるのです。

また、膝が内側を向いてしまう「ニーイントゥーアウト」という姿勢も、後脛骨筋に過剰な負担をかけ、シンスプリントを引き起こします。
ジャンプやステップを多用する競技でも、足首やふくらはぎを使いすぎてシンスプリントを発症することがよくあります。

正しい姿勢と走り方に変えることで、シンスプリントの痛みは驚くほど改善します。
シンスプリントにならない正しいフォームが、無意識のうちに繰り出せるようになるようなトレーニングをすることが、シンスプリントを根本から治す方法です。

自身のフォームの問題点を自分で把握することは大変難しいですが、これを行うことによって繰り返す痛みをなくすことができます。

5.姿勢やランニングフォームを見直すことで起きること

シンスプリントの痛みを繰り返さなくなる

無駄な動きや正しくないフォームは、本来なら負担をかけなくていい箇所、かからないはずの箇所に負担がかかってしまい、様々な症状を引き起こしてしまいます。
今回はシンスプリントについて取り上げていますが、シンスプリント以外の症状につながってしまう可能性が高くなるのです。

姿勢やランニングフォームを見直すことで様々なケガから身を守ることができるようになります。
また、走り方を変えただけで、その日の午後には痛みなく走れるようになった大学生の例もあり、長く続いた痛みであっても早く改善させることができます。

パフォーマンスが向上する

オリンピックや陸上の世界選手権で、フォームが乱れている選手を見たことはあるでしょうか。
きっとないと思います。トップレベルではどの選手も無駄のない動きで綺麗なフォームです。

綺麗な、正しいフォームを身に付けることは、パフォーマンスを上げるための最短の近道と言えます。
シンスプリントの改善のために姿勢やフォームを見直した結果、短距離のタイムが縮まった、より高く飛べるようになった、より積極的なプレーをすることができるようになった、という事例がたくさんあります。

繰り返す痛みで精神的に辛くても、これをきっかけにフォームを見直し、ベストパフォーマンスを更新することができるのであれば、ピンチもチャンスだと言い換えることができます。
「ケガをするほど上手くなれる」と信じて取り組んでいきましょう。

6.シンスプリントを治す!治療院を選ぶポイント

シンスプリントを繰り返さないために治療院を選ぶには、実績があり、対症療法ではなく再発予防まで考えた施術とトレーニングを行っているところを探す必要があります。
以下を参考にしてみてください。

シンスプリントの原因に関しての正しい知識を持って発信している

安静にするようにと指導し、鎮痛剤や湿布の処方のみを行う治療院ではシンスプリントを治すことはできません。
その場限りの痛み緩和はしてもらえるかもしれませんが、それでは根本的な解決にはなりません。
インソールやサポーターに頼る考え方も同様で、「なぜ脛が痛いのか」という原因に向き合うことにはならないので、正しい知識を持って根本解決に導く治療を行う院を探しましょう。

個々人のフォームや姿勢を改善するメソッドを取り入れている

述べたように、シンスプリントは姿勢やランニングフォームが原因となる症状です。
正しいフォームを身に付けるためには、今現在、どんなフォームが癖になっていて、そのどこに問題があるのかを解明することが不可欠です。

また、フォームに問題があることがわかっても、正しいフォームを身に付けなければ意味がないので、どのような点を意識したら正しいフォームが身に付くのか、体の使い方を指導してもらう必要があります。
一人一人の体の使い方をしっかり診てくれ、オーダーメイドの施術を提供してくれる治療院を選びましょう。

7.シンスプリントの再発を防ぎ、パフォーマンスを向上させるには

姿勢や走り方を無理に変えようとしても、かえって体に負担がかかることがあります。
正しい姿勢やフォームは、意識的に変えるのではなく、無意識に自然に変わるようにすることが理想です。
そのためには、個別のプログラムを作成し、段階的に姿勢と体の使い方を改善していくことが効果的です。

後脛骨筋や前脛骨筋にかかる負担を、大殿筋やハムストリングスといったより大きな筋肉に分散させることで、同じ練習量でも筋肉への負担が軽減され、再発のリスクも減少します。

さらに、体の使い方を改善することで、シンスプリントを防ぐだけでなく、パフォーマンスの向上も期待できます。
実際にシンスプリントで悩んでいたランナーが、正しい走り方を身につけたことで、ハーフマラソンの復帰戦で自己ベストを7分も更新した例もあります。

このように、シンスプリントを治す過程で体の動きが改善され、結果的にスポーツの成績も向上することがあるのです。
シンスプリントに悩んでいる方は、痛みを改善するだけでなく、姿勢と走り方の見直しを通じて、さらなる成長を目指しましょう。

関連ブログ

関連した記事はまだありません。

関連体験談

関連した記事はまだありません。